どうも、ches(チェス)です!
今回は私が所有するレッドウィングのブーツのなかから最高にお気に入りの相棒、ベックマンを紹介します。
もしベックマンの購入を検討している人がいたらこのブログで背中を押すことができたらいいですね!
ベックマンとは
REDWINGの創始者であるチャールズ・ベックマン、その名前を冠するブーツを指します。
REDWINGのイメージといえば875/アイリッシュセッターなどに代表されるワークブーツを思い浮かべる方が多いと思います。
一方、このベックマン は、約100年前の当時の正装用のブーツをもとに開発されました。
こちらがそのベックマンです。
そのため、ワークブーツの無骨なスタイルを残しながらもドレッシーな佇まいを感じさせますね。
実際にREDWINGでは、「クラシック・ドレス」としてカテゴライズされていました。
希少な革を使用
ベックマン には「フェザーストーンレザー」と呼ばれる、原皮から約5%しかとれない希少で上質な革が使われています。アイリッシュセッターなどのオイルドレザーとは異なり、艶があるスムースレザーとなっています。また、"ストーン"と名付けられているようにこのレザーは石のように硬く、そして高い耐久性を備えます。
エイジングレポート
革の硬さ、そして耐久性について上述したところです。そのため、革が足に馴染むまでは長い時間がかかります。私も当初は靴擦れを起こし本当に何度も痛い目にあいました。あれは本当につらかった・・・(泣)
これは今から約5年前、履いて2、3日後の写真です(新品の写真を撮り忘れるという痛恨の失態)。うっすらと甲部分にシワがある程度で、まだ、革が硬く履くたびに足のあちらこちらが痛かったと記憶しています。
しかし、こちらをご覧ください。
履き始めて5年間が経過した私の現在のベックマン です。甲とくるぶし部分に深いシワが刻まれ、かつきちんとお手入れを続けたことで5年前よりも艶が増したように見えます。
個人的にはこのくびれにも見えるくるぶし部分のシワが1番好きです。笑
足を痛めつけられながらも、履き続けることでいつのまにか最初の足の痛さが嘘だったかのように履き心地抜群の世界に1速しかない自分だけの靴ができあがるのです。
ソールの交換が可能
レッドウィングのブーツ全般に言えることですが、ベックマンはグッドイヤーウェルテッド製法で製作されているため、ソールの交換が可能です。
ハーフラバーとヒール部分は分けて交換が可能なので費用も安く抑えられますね。もちろん、ラバーをレザーソールに交換したりと大胆なカスタムもできます。
コストパフォーマンス
現在、ベックマン の価格は50,000円を超えており、決して安いとは言えません。
しかし、私がベックマン を実際5年以上使用しているように、REDWINGの多くの靴は、きちんとお手入れさえすれば一生履くことができます。
するとどうでしょう、長期的な視点でみると1年で新しい靴を履き潰して買い換えていくよりもコスパが優れていると思いませんか?
「靴は消耗品なのか?」という点については、また別記事で紹介ができたらと思います。
型番の変更
私が所有するベックマン は9016となっており、近年、それぞれ型番が変更されました。これは、従来使われていたラバーが加水分解を起こしやすく、自社製品に変更されたことによります。こうした現状に満足せずにアップデートされる点もいい靴を作りたいというチャールズ・ベックマン の理念が受け継がれているということを感じます。
また、ベックマン には先芯のないベックマン ・フラットボックスや現在では廃盤になってしまったチャッカブーツ、モックトゥといったものがあります。廃盤になったものであっても一部のネットショップでは現在も販売が続けられているところもあるようです。
最後に
いかがでしたでしょうか。長々とベックマン の魅力について語らせていただきました。購入を迷っている方はぜひ手にとってみてその魅力に触れてくださいね。
ベックマンのお手入れ方法については、こちらで紹介しています。
