どうも、ches(チェス)です。
私は複数のレッドウィングの靴を愛用していますが、お手入れ方法については十人十色で意外とこれ!といったものがなかったりします(それもまた靴磨きが面白い所以ですね。)。
そこで今回は、私が「現在」実践する8875、オイルドレザーのお手入れをご紹介したいと思います。
8875は通称アイリッシュセッターとも呼ばれるワークブーツの定番中の定番ブーツで写真はchesが10年以上愛用しているものになります。

「現在」としたのには、私はこれまでにいくつかメンテナンス方法を試して今の方法に行き着いたからですね。
ただし、一般にレザーのお手入れに正解はないと言われていて、ほかのメンテナンス方法を否定するわけではありません。
ご自身で試行錯誤される際の参考としてぜひご覧ください!
準備するもの
準備するのは次の7つです。
・柔らかい布(使い古した肌着等)
・馬毛ブラシ
・豚毛ブラシ
・ステインリムーバー
・ビーズエイジングオイル
・プロテクターアルファ
・シューキーパー

汚れや古いオイルの除去
道具がそろったら、まずは靴ひもをとります。靴ひもをとったらシューキーパーを入れましょう。シューキーパーがなければ、新聞紙などを入れてもOKです。シワを伸ばすようにつめていくのがコツです。
次に馬毛ブラシで全体の汚れやホコリを取り払います。羽根のスキマにゴミが溜まりやすいので念入りに掻き出してください。
全体のブラッシングが終わったら、ステインリムーバーの出番です。
ステインリムーバーは、古いオイルと汚れを除去するために使用します。
使い方は、ステインリムーバー少量を布に取りブーツを拭いていきます。この時にあまり強く擦らないように注意してください。強く擦り過ぎると革が傷ついてしまいます。
ステインリムーバーを使うと次の写真のこのように古いオイルと汚れがごっそりとれます!
これを2〜3回くり返します。
次の写真がステインリムーバー使用後の写真です。ステインリムーバーの使用後は、写真ではわかりにくいですがオイルが抜け、触るとカサカサしています。この状態でしばらく乾燥させます。
オイルを塗る
しばらく乾燥させた後はオイルを入れていきます。ほかのサイトなどではよくミンクオイルが使用されていますが、私が使うのは「ビーズエイジングオイル」です。
ビーズエイジングオイルは、その名前が示す通り蜜(ビー)蝋から作られており、その約90%が天然成分でできています。フタを開けると密の甘い香りが漂います。
レザーにはこのように指を使って塗り込んでいきます。全体に塗り終えたら革に馴染むまでしばらく放置しましょう。
ここからビーズエイジグオイルの本領発揮です。
ミンクオイルを使用していた頃は一晩放置しても革の表面に吸収しきれていないオイルが残っていることがあったのですが、ビーズエイジグオイルは3〜4時間の時間を見ておけば、ほぼ革に吸収されてしまいます。それほど革馴染みがいいオイルなんです。
ブラッシング
オイルがなじんだ後は豚毛ブラシを使って全体を磨いていきます。吸収しきれていなかったオイルを塗り込むようなイメージです。これで全体を磨き終えたらもうあと1歩です。仕上げにプロテクトアルファーで防水・防汚処理を行ってもう1度ブラッシングしたら完成です。
上がビフォーで下がアフターです。
ビフォー
アフター
古いオイルを除去して、新しいオイルを入れたことで古いギラギラしたオイルがなくなりました。色も深みが増し、しっとりした艶がでたのではないでしょうか。
まとめ:自分のブーツにあったお手入れを見つけよう!
いかがでしたでしょうか。過去に色々な方法を試しましたが、現在はこの方法に落ち着きました。しかし、冒頭に記載しておりますようにレザーのお手入れには正解がありません。
今後も靴の状態によってお手入れ方法が変わったりするかもしれません。
ただ言えることは、きちんとお手入れをしたら一生履ける靴なので、これからもずっとお手入れを続けていきたいですね。