どうも、チェスです!
この記事では、スエードやラフアウトと行ったいわゆる「起毛革」よ呼ばれる革のお手入れを紹介したいと思います!
お手入れをするのはレッドウィングの9112です
9112は過去にビームス別注モデルとして登場したポストマンです
一旦はその販売が終了したものの、2019年から型番もそのままにレッドウィングから再販されています(2024年現在終売)
9112に使用されているレザーは、ラフアウトと呼ばれ、スエードよりも毛足が長いレザーになります
毛足が均一に整えられたスエードはドレスシューズに、毛足が不揃いなラフアウトはワークブーツによく使用されているといった印象でしょうか
スエードもラフアウトも基本のお手入れは変わらないので今回の記事ではスエードとしてお手入れを紹介していきます!
こちらが今回実際にお手入れしていく9112です
毛先がつぶれ、汚れがつまっている様子でしたのでしっかりお手入していきます
準備するもの
準備するものは次の5点です。
・真鍮(しんちゅう)ブラシ
・起毛革用消しゴム
・スエードカラーリフレッシュ
・シューキーパー
ブラッシングと消しゴム
まずは靴紐をとり、シューキーパーを入れていきます。シューキーパーがなければ、新聞紙等を丸めてつめてなるべく靴のシワが伸びるようにしましょう。
準備ができたら真鍮ブラシで詰まったホコリと汚れを落としていきます。
chesおすすめの真鍮ブラシはこちら。
円を描くように全体をブラッシングしていきます。
ブラシで毛の間に溜まっている汚れを掻き出すように行うのがコツです。
ガンコな汚れに対しては、消しゴムを使って汚れを落としていきます。
真鍮ブラシを使いますので、革を痛めているように見えますが、もともと起毛革は皮革の表面を紙ヤスリなどで毛羽立てたものなので、破れるほどの力を入れなければ大丈夫です。
栄養補給
ブラッシングが終わりましたら、スエードカラーフレッシュの出番です。
このスエードカラーフレッシュは防水効果を与えてくれると同時に発色効果も持ち合わせていて、さらに革に栄養まで補給してくれるというとんでもない代物です。
このスエードカラーリフレッシュを全体に万遍なくスプレーし、30分程度乾燥させます。
乾燥後はもう1度真鍮ブラシで毛先を立たせるように整えていきます。
私は、毛先を爪先から履き口に向かってブラッシングするようにしています。
スエードが真価を発揮するとき
これでスエード/ラフアウトのお手入れは終了です
メンテ後のお写真はこちら
毛羽立ちがしっかりと回復しているのが分かりますね
レッドウィングの過去のモデルには毛足が長くもっとフサフサになるモデルもあるようです
たったこれだけ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、たったこれだけなんです
それだけスエードというレザーは丈夫な革ということです
それから意外と知らない人が多いんですが、スエードは雨の日こそ真価を発揮する革ということをご存知でしょうか
と言われることがありますが、その逆です。
雨だからこそスエードを履きましょう。
この撥水力をご覧ください。
少しわかりづらいですが、水が勢いよくはじきだされてる様子です
私のこの9112も、雨の日に大活躍してくれています。
きちんとお手入れさえすればビックリするぐらい水を弾いてくれるのがスエードです
スムースレザーなどの革靴は水に濡れてしまうとシミの原因になりますし、雨の日は躊躇してしまいますよね
そんな日はお気に入りのスエード靴を履いて出かけましょう!
今回はこの辺でっ
今回紹介したのはこちら
このブログでは実際に私が使用するレザーのお手入れグッズを紹介しています。
革靴のお手入れ用品にお悩みの方はぜひご一読ください!