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投資を始めた頃の失敗談1「ぼったりくり投資信託に御用心」

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どうも、ches(チェス)です。

以前、こちらの記事を書いてびっくりするほど反響ありませんでしたが、めげずに現在の資産運用方針に至るまでをシリーズ化していきます。笑

前回の記事で、コツコツと投資した結果、私の手元に入ってくる株の年間配当がレッドウィングの価格帯の靴が買えるまでに成長したことをお伝えしました。

そこで、まだまだ小額の配当(私にとっては大金)ではありますが私がどのようにして現在の投資・運用スタイルになったのかをお伝えしたいと思います!

もちろんこうしたら絶対に儲かるといった類の話ではありませんので、くれぐれも投資は自己責任で行ってください。

今回は、私が10年ほど前に資産運用を始めた際の失敗のお話です。

こんな方にはおすすめの記事になっています!

・資産運用を始めたいけど失敗したら怖い
・何から始めたらいいのかわからない
・投資で成功した話ではなく失敗した話を聞きたい

投資に興味を持った理由

今は昔、私が大学を卒業して間もない頃の話です。

以下、回想ーーー

大学を卒業した私は地方で就職を果たした。総支給が約16万円、手取りにすると13万円あるかないかというところだった。当時は実家暮らしだったため、幸いにも衣食住に困ることはなかったが、手取りから奨学金の返済や地方の必需品である車などの出費を考えると、自由に使えるお金は少なく多少の苛立ちを感じずにはいられなかった。

わずかな手元のお金を増やすには「投資をするしかない」と思い至るまでにそう時間はかからなかったと思う。

思い立ったのならば善は急げである。早速銀行に言って資産運用の相談をしてみようじゃないかと銀行の扉を叩いたのだった。

ブーツどり
ブーツどり
投資自体には割と早く興味を持って行動に移したんだね!

初めての投資信託を買う

回想は続くーーー

銀行で相談してみると、今は新興国が人気があるそうだ(当時)。

そこで行員からおすすめされたのは、ブラジルの株式に投資をする投資信託だった。ブラジルは今後、サッカーのワールドカップにオリンピックとビッグイベントが控えていて景気がよくなることが期待できるという説明を受けた。加えて、その投資信託は毎月配当金が出るらしく私の心を踊らせた。

そして、私は行員から勧められるがままに人生で初めての投資信託を購入したのだった。

これで私も投資家の1人だと気分が晴れやかになったことを今でも覚えている。

ブーツどり
ブーツどり
いよいよ投資デビュー!毎月配当があるなんてすごいね!

購入後すぐに下落

そしてーーー

投資信託を購入するとやはり気になるのが株価(正確には基準価額)である。

おかしい・・・、配当は一応毎月入ってくるものの株価はどんどん下落していく・・・。
なぜだ、ブラジルはこれからワールドカップにオリンピックに景気がどんどんよくなってくるのではなかったのか。

その投信信託は1年半ほど保有したものの、株価は下がったまま上昇する気配がまったく感じられなかった。

そして私は日々の株価の推移に疲れ、とうとう投資信託を狼狽売りするのだった・・・。

ブーツどり
ブーツどり
毎月の配当に浮かれていたのも一瞬だったね・・・

初めての投資のどこがダメだったのか

この過去の失敗談でどこがダメだったか。

正直この話のダメなところはたくさんありすぎてどこから話をしたものかと思いますが、これからもし資産運用を始められる方にこれだけは押さえておきたい!という点を3つご説明します。

ブーツどり
ブーツどり
当時のchesにアドバイスをするならという目線で説明していくよ!

投資の相場を知らなかった

投資を始めるにはやはり少なくとも相場を知る必要があります。相場を知らないとその投資商品のリスクをきちんと判断ができません。

100円で売られているボールペンを1,000円で買ったりしませんよね。それは相場を知っているからです。

投資の手法にもよりますが、個人投資家が目指すべき利回りの目標は、一般的には5%〜9%と言われていることが多いようです。もちろんこれは個人が取れるリスクや投資家によって変わってくるの一概には言えません。

5%〜9%と聞いて低いと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットですら年利20%程度なんですね。

また、高利回りには比例してリスクが高まっていくことを必ず知っておかなければなりません。

私が最初に購入したのはこの高利回りを特徴とした商品でした。

勧められるがままに買ってしまい、知らないうちに自分のリスク許容度を超えたリスクをとっていたんですね。

行員に勧められるがままに購入した

私は、投資についてよく理解もしないまま、行員の「お勧め投資信託」を購入しています。

ここのポイントは、お勧めの投資信託は「個人にとって」ではなく「銀行側にとってお勧めの投資信託」であるということです。

その理由は手数料にあります。銀行は手数料から利益を得ているわけですが、この高利回りを目指す商品というのは手数料が高くなる傾向があります。

私が以前購入したもの同じようなブラジルの投資信託を探してみると、買付手数料(購入する際の手数料)が3%、信託報酬(投資信託を運用する手数料)2.8%という驚異の高額手数料でした。

個人投資家が目指す運用利回りが5%〜9%と仮に仮定した場合、手数料だけでかなりの金額を持っていかれてしまうことがわかりますね。今となっては絶対買わない投資信託ですね。

私が現在、毎月コツコツ買っている投資信託は、買付手数料は無料、信託報酬は、0.1%未満であることを考えるとその差は歴然ですね。

私が初めて購入した投資信託は初心者が手を出すべき投資信託ではありませんでした。

投資方針(航路)が定まっていなかった

私の最大の失敗はここにあると思っています。これはまたの機会に記事にしようと思っていますが、私はこの後、「個別株」にも手を出して失敗します。笑

投資方針というのは、自分の運用が「長期で資産形成」をするのか「短期で売買をして利益を狙う」のかです。

私は当時、配当を狙って投資をしたのですから長期で株価の推移を見るべきで、短期での株価の上下は、さほど気にしなくてよかったのではないかと思います(結果的に高い手数料が取られていたので解約してよかったわけですが・・・。)。私が保有していた「1年半」というのは投資の世界では非常に短期に分類されるのです。

米国にバンガード社という投資会社があります。その創業者の有名な言葉に「航路を守る」というものがあります。どんなことが起きても決まった航路(投資方針)に沿ってブレることなく進むということです。

ブーツどり
ブーツどり
航路(投資方針)が定まっていないのにもかかわらず、大海原に出てしまったんだね・・・

そして、投資初心者にとってお勧めなのは圧倒的に長期投資です。最低でも10年、15年と運用して長期にわたって資産を形成していくという投資手法ですね。

初心者にとって長期投資をお勧めする理由はまた別の記事で紹介したいと思います!

まとめ:航路を定めて進もう!

老後の2000万円不足問題等が大きく報じられて、資産運用したいと考える人も多くなったのではないでしょうか。国もNISAやiDeCoといった制度を作り個人投資家を後押ししています。

しかし、あまりに予備知識がないままに投資に手を出してしまうと私のように株価の下落に耐えられず狼狽して売却してしまうといったことになりかねません。

航路をしっかりと設定して、株価の値動きに一喜一憂せずにどっしりと構えて資産運用を行いましょう。

とは言え、予備知識はどのようにして入手するのかということが大事ですよね。そこで私がお勧めするのがこちらの本です。

Amazonプライムの会員であればプライムリーディングで無料で読めるのでぜひ読んでみてください。

長期投資をする理由や投資のタイミングなどが簡単に書かれているので、非常にお勧めです。また、山崎元さんは保険商品をバッサバッサと切り捨てることでも有名ですね。笑

金融リテラシーの向上、航路の策定にぜひご一読を!

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