今回は靴磨きに関する本を読みましたので、ご紹介していきたいと思います!
靴のお手入れについては、私のこのブログもそうなんですがネット上でもたくさん情報が出てますよね。
しかし、それでもやはり本で勉強したい!と思われる方も多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひおすすめしたい本ですので、ご覧ください!
靴磨きの本
今回、私がおすすめしたいのはこちらの本です。
この本は、株式会社 BOOT BLACK JAPAN 代表取締役、Brift H 代表である長谷川裕也さんが書かれた本です。
それでは本書のおすすめポイントを紹介していきます。
おすすめする理由2つ
靴を買う前に読んでもらいたい
社会人になったからとか、何かのタイミングでそろそろちょっと良い革靴を買おうかなとふと思う人もいるのではないかと思います。
本書では靴との付き合い方や「この一足」の見つけ方と題して靴選びのポイントが記載されているので、これから革靴の購入を検討されている方は、靴の購入前に読んでもらいたい一冊となっています。
初めて革靴を買う方は、お手入れの道具も揃えることになると思うので、どんなものが必要か予習することができます。
とにかくわかりやすい
とにかくわかりやすいんです。
この一言に尽きます。靴磨きの工程ごとに写真が多く掲載されおり、とにかくわかりやすいです(2回目)。
本の製本にしても読者が読みながら靴磨きができるように、手を添えずに全ページ見開くことができるようになっています。
また、初心者が疑問に思うようなところもQ&Aの形でしっかりと紹介がされています。
Q&Aの項目はネットで探してもなかなか見つからないようなことも記載されており、初心者ならではの疑問の多くが解消されるのではないでしょうか。
靴磨きの教科書との比較
同じような著書に「靴磨きの教科書」という本があります。
私が以前、こちらの記事で紹介している本です。
この本の著者は、シューケア用品の販売を手掛ける株式会社R&Dの代表取締役である 静 考一郎さんです。M.モゥブレイのブランドを扱う会社でもありますね。
面白いのは、靴磨きの基本的な部分については、書かれていることは同じなんですが、手法が微妙に違ったりする場合があります。
靴磨きに正解はないとはよく言われますが、プロのお二人でもちょっとした違いが出てくるのはとても面白いですね。
ぜひ靴磨きの本と読み比べしてもらいたい本です。
続・靴磨きの本
実は、靴磨きの本は2016年と随分前に発売された本になります。
私が、最近になって本書を読んだ理由は、「続・靴磨きの本」が出版されたからです。
「続・靴磨きの本で」は、長谷川さん自身が語られているように「靴磨きの本」で泣く泣く削ってしまった「本当に書きたいマニアックなこと」を"長谷川裕也色"をかなり出して書いた一冊とのことです。
冒頭から、全く同じ革靴をケアありとケアなしで履いてもらってダメージを比較するという面白い企画から始まり、靴磨きの本で載せ切れていない細かいケアの補足説明があり、後半では、革靴の仕組みや種類、革そのものの解説がありとても勉強になった本でした。
すでに靴磨きの本を持っているかたは、続・靴磨きの本はマストバイです!
まとめ:書籍ならではの良さ
続・靴磨きの本の「はじめに」で長谷川さん自身も書かれていますが、靴磨きなどの実用的なことは、動画コンテンツでの発表が一般的になりつつあります。
視覚や耳に訴えるというのは何よりもわかりやすいですよね。
しかし、動画はつい流し見をしてしまったりしませんか?
わかったつもりでも大事なことを聞き逃していたりすることもしばしばです。
本書で紹介されている世界の靴磨きのプロの方の声や言葉から作者の意図を考えながら"じっくり"と"考えながら"読むというのは動画にはない書籍ならではの楽しみ方ができるのではないでしょうか。
ちなみに、続・靴磨きの本は、宮本武蔵の「五輪書」の長谷川裕也版のつもりで書いたとのことで、かなりの気合が伝わってきますね。笑
これから靴磨きを始める方はもちろん上級者でも楽しめる本なのでぜひ手にとって読んでみてください。
それではこのへんで。
このブログでは実際に私が使用するレザーのお手入れグッズを紹介しています。
革靴のお手入れ用品にお悩みの方はぜひご一読ください!