今回は、私の靴ではなく妻の靴について記事にしていきます。
モデルになる妻の靴はこちら。

ビルケンシュトックの「ロンドン」です。
レザーにはスエードが採用されているモデルですね。
このモデルも非常にスタンダードなモデルですので、お持ちの方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
さて、今回はこのスエードのロンドンをスムースにお手入れしていきたいと思います。
当番機会がないロンドン
それではお手入れをする前に、このロンドンですが、当番機会が全くありません。
気になって妻に聞いてみたところ、アッパー部分にシミができてしまって履く気になれないそうです。

写真ではわかりにくいですが、確かに目立つシミが両足にあるんですね。
一応、スエードの通常のお手入れ、真鍮ブラシでのブラッシングにスエード用の消しゴムを使ってみましたが、シミは消えてくれませんでした。
ビルケンシュトックも1万を超える高価な靴なので、このまま履かなくなるのはもったいないですよね。
妻にシミが目立たなくるなら雰囲気がガラッと変わっても良いか尋ねたところ、もともと履いてない靴だからと返事がもらえたので、以前からやりたかったことを試してみることにしました。
スエードをスムースにケア
一般的なスエードのお手入れについては過去に記事にしていますので、ぜひこちらも読んでみてください。

この記事に書いているように、通常は真鍮ブラシとスエード用消しゴムを使いますが、今回使用するのはこちらです。
まぁ、正直私も初めてだったので不安もありましたが、(妻の靴だし)ものは試しようですよね!
ペネトレイトブラシで塗り込む
まずは通常のお手入れ同様に、真鍮ブラシでスエードの毛の間に詰まった汚れやホコリを取り除いていきます。

ブラッシングが終わりましたら、いよいよクリームをペネトレイトブラシで塗り込んでいきます。
しかし、この塗り込み作業が大変です。スエードがクリームを大量に吸い込んでいきます。なかなかクリームが広がってくれません。
しかもクリームを塗るとこんな感じになります。

しかし、もう取り返しはつかないので、ペネトレイトブラシで根気よく塗り込んでいきます。
ひたすらブラッシング
クリームの塗り込みが終わりましたらあとはひたすらブラッシングです。
ブラッシングすると
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こうなりました!


もはやまったく別の靴になってしまいました。しかし、当初の目的出会ったシミや汚れは完全に目立たなくなりましたね。
これで妻が喜んで履いてくれれば、文句なしですね!
ケア前の右足と比較すると違いが分かります。

まとめ:お手入れに正解なし
革のお手入れに正解なしとはまさにこのことではないでしょうか。
このお手入れのコツはとにかくペネトレイトでしっかりとクリームを塗り込んでやることです。
ただし、クリームを一度入れてしまったらスエードの質感は取り戻せなくなってしまうので、注意が必要です。
もしされる場合は投資同様に自己責任でお願いします。笑
ちなみ、妻は非常に喜んでくれたので一安心でした!!
それでは、今回はこのへんで。


このブログでは実際に私が使用するレザーのお手入れグッズを紹介しています。
革靴のお手入れ用品にお悩みの方はぜひご一読ください!