どうも、チェスです!
今回は、ビジネスシューズなどでよく見られるガラスレザーについてお手入れをご紹介したいと思います
革靴好きには、少し敬遠されがちなレザーですが、今回はお手入れと併せて、その敬遠されがちな理由も加えながら解説していきたいと思います!
今回お手入れに使用するのはこちらの革靴
私が使用して3年ほどになるザ・メイドインジャパン、コスパ抜群REGAL(リーガル)の811R-ALです
「黒」「ストレートチップ」「内羽根式」の冠婚葬祭含むシーンを選ばない最もフォーマルなスタイルの革靴です
普段は革靴を履かないという人も1足は持っておきたいモデルですね
ガラスレザーとは
今回はお手入れをしていく前に、ガラスレザーについて少しご説明します
ガラスレザーは、なめした革の乾燥工程でガラス版を使用することから名付けられた革です
ガラスのようにピカピカしているからと思われがちですが、そうではありません
ガラスレザーは、革に顔料と合成樹脂を塗って仕上げます
つまり、革を覆う合成樹脂等の分厚いコーティングがあの光沢を生んでいるんですね
それでは、お手入れをしていきます
準備するもの
準備するものは次の5点です。
・シューツリー
・豚毛ブラシ
・柔らかい布
・クリームエッセンシャル
・ムートンクロス
シューツリーはほぼ必須のアイテム
それではさっそく靴ひもを外してシューツリーを・・・といつもの流れでいきたいところですが、内羽根式の革靴は全ての靴ひもを外してしまうと再度つける際につけづらいことと、革の羽根部分に負担がかかってしまうので、このように一番下の部分だけ付けたままお手入れをしていくのがコツです
気を取り直してシューツリーを入れていきます。
さて、このシューツリー、ほかのお手入れの記事ではなくても可と説明しておりますが、ガラスレザーに限ってはほぼ必須のアイテムです
ガラスレザーは、合成樹脂でコーティングされているため、その特性からひび割れを起こしやすくなります。
普段から履いた後は、シューツリーをいれてシワをしっかり伸ばして保管してください。
ガラスレザーに最適、クリームエッセンシャル
ガラスレザーは、その分厚いコーティングのため、通常のスムースレザーで使用するクリームでは革に油分が浸透せずあまり効果がありません。
そこで、ガラスレザーには様々な革に使用ができるクリームエッセンシャルを使用します。
これは、革に潤いと艶を与えてくれると同時に、汚れ落としの効果をもつ万能ローションです
過去の記事で、紹介したステインリムーバーなどは革靴に馴染ませた古いオイルを除去していくものになりますが、クリームエッセンシャルは革靴の表面に付いた汚れを落としていくようなイメージです
使用方法は、クリームエッセンシャルを柔らかい布に少量とり、それを薄く革全体に塗り込んでいきます
クリームを塗ったあとは、クリームが完全に乾く前にブラッシングしていきます
最後にムートンクロスで磨いてあげれば完成です
さすがガラスレザーなだけあって簡単に艶がでてくれます
レザーが曇って見える
通常のお手入れを上記で紹介してきましたが、ガラスレザーを長く履いていると革が曇ったようになってくることがあります。
そんな時は、こちらのコードバンクリームレノベーターを使います
コードバンって書いてあるし、ガラスレザーんはクリームは浸透しないと言ってたよね?という方がいらっしゃると思います
なんとガラスレザーにも使えるんです
このコードバンクリームレノベーターは、その材料に顔料を含んでいるため、通常のスムースレザーに使用するクリームと比較すると油分が多くガラスレザーにもしっかりと色が定着してくれます
このクリームの使い方については、基本的にスムースレザーと同じです。こちらのこの記事を参考にしてみてください。
クリーム少量をペネレイトブラシ塗り込んだ後にブラッシングしてあげると、写真ではわかりづらいですが、明らかに黒の色味が深くなり、ツヤが増しています
しっかりクリームが浸透していることが実感できます
最後に:ガラスレザーもエイジングを味わえる
ガラスレザーは味が出にくいといったデメリットもありますが、メリットもたくさんあります
コーティングに守られているということは、汚れや水に強く普段のお手入れは簡単に済ますことができます
また、ガラスレザーは素材となる皮革をあまり選ばなくてもよいことから比較的安価に作られる傾向がある点もメリットに挙げられますね
ガラスレザーであっても、味や表情がでにくいだけであって履き続ければしっかり自分の足にフィットしてくれます
また、きちんとお手入れしたらその分愛着も増しますよね
ぜひお手入れの参考にしてみてください
この記事で紹介したのはこちら
このブログでは実際に私が使用するレザーのお手入れグッズを紹介しています。
革靴のお手入れ用品にお悩みの方はぜひご一読ください!