どうも、ches(チェス)です!
今回は、日本でもロングセラーの一つとなっているREDWING/8179に使用されているブラック・クロームのお手入れについて紹介したいと思います。
私が所有している8130は、8179のアメリカでの型番になります。ワイズが8179のEに対し、8130はDであったり細かい仕様が異なりますが、見た目はほぼ同じですね。
そんな8130のチェス流カスタマイズはこちらをご覧ください。

それでは、早速お手入れしていきます。
準備するもの
準備するのは次の5点!
・柔らかい布
・馬毛ブラシ
・豚毛ブラシ
・シューツリー
・クリームエッセンシャル
ブラック・クロームの特徴
ブラック・クロームはオイルドレザーに分類される革ですが、8875などに使用される革と異なり、その表面に艶出しのための分厚いコーティングがされています。そのため、革からのオイルの抜けが少なく、あまりメンテナンスの必要がない丈夫な革になります。
しかし、履き続けていくと、艶がくもったり多少はオイルも抜けますので、頻度は少なくて大丈夫ですがケアはしっかりとしていきましょう。
オールマイティなクリームエッセンシャル
さて、お手入れをしていきます。
まずは、シューツリーを入れていきましょう。なくても構いませんが、あったほうが格段にクリームが塗りやすくなります。
今回は、ハトメ部分に緑青が出てますね。こちらは、綿棒などで丁寧に取り除いていきます。
緑青を取り除いたら全体をブラッシングして埃を取り除きます。
さて、ブラッシング後はクリームを塗っていきますが、このオイルが浸透しづらいブラック・クロームには、クリームエッセンシャルを使います。
ガラスレザーのお手入れでも紹介したクリームですね。

こちらは、汚れ落としと艶出し、加えて保湿まで同時に行なってくれるという万能クリームです。
まずクリーム使用の前に馬毛ブラシでざっとホコリ落としのブラッシングをしましょう。その後、柔らかい布にクリームを少量を取り、塗り広げていきます。
クリームが乾かないうちに全体を豚毛ブラシでブラッシングします。
これで普段のお手入れは完了です。今回は、あまり汚れもひどくなかったので、アッパーとトゥ部分を重点的に行いました。お手入れ後がこちら。トゥ部分の艶がしっかり蘇りました。
色が褪せてきたと感じた時はコードバンクリームレノベーターを検討してみてもいいかもしれません。
油分多めのこのクリームは分厚いコーティングでもしっかり革に浸透してくれます。
ただし、8179(8130)には、白のステッチが使用されているので、色付きのクリームはこのステッチが染まってしまいます。染まってしまうのが嫌な場合は、マスキングをするか、褪せが気になる部分にピンポイントで塗るようにしましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ブラック・クロームは、ガラスレザー同様に革の表面に分厚いコーティングがなされているのでお手入れが簡単ですね。
ただし、全くお手入れが要らないということではないので、長く使用するに当たって定期的にケアをしてあげたいですね。
また、革のお手入れには正解はありません。ご自身の持つ革の状態によりお手入れ方法は変わります。いろいろなお手入れ方法を試しながらシューケアを楽しみたいですね。

このブログでは実際に私が使用するレザーのお手入れグッズを紹介しています。
革靴のお手入れ用品にお悩みの方はぜひご一読ください!